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新田研究室としての総説論文がImmunological Reviewsに掲載されました!

総説論文” It's Time to Unite: Diversity and Coordination of Thymic Stromal Cells for T Cell Selection and Organ Integrity ”がImmunological Reviewsにpublishされました。 https://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/imr.70040 Muro R, Nitta T . It's Time to Unite: Diversity and Coordination of Thymic Stromal Cells for T Cell Selection and Organ Integrity. Immunol Rev , 332(1):e70040. 2025 Jul doi: 10.1111/imr.70040 Pubmedにも出ています。 https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/40464763/

「免疫学の基礎からみた新型コロナ騒動の総括」講演動画が限定公開

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さる7月4日、新百合ヶ丘総合病院(川崎市)の産婦人科の先生に依頼され、「免疫学の基礎からみた新型コロナ騒動の総括」と題した講演を行いました。 講演の Zoom 録画が YouTube に限定公開されています。   YouTube動画はこちら: https://youtu.be/uHh8yhXwYpc コロナ騒動に対する私(新田)の考えは、騒動の初期からずっと変わっていません。 新型コロナは(本来)人類の脅威となる感染症ではない。 ワクチンは免疫系のリハーサル。自然感染で免疫がつかないコロナウイルスのような病原体に対してワクチンは有効ではない。 リスクのある人に、安全で効果的なワクチンを。mRNA-LNP「ワクチン」は、ワクチンとは呼べない。 そして、 「新型コロナ騒動」の総括と検証が必要である。 ワクチンや医学に対する人々の不信・不安が増大している。これに乗じたトンデモ医学の台頭に注意が必要。 ついでに、           ★免疫系とは、進化の過程で形づくられた、異なる原理で病原体を排除するしくみ複合体である。      ★「ネオ免疫学」めっちゃ面白いで! https://bookman.co.jp/book/b625010.html  

第19回日本免疫学会研究奨励賞 室龍之介助教が受賞

当研究室の室龍之介くんが、第19回(2024年) 日本免疫学会研究奨励賞(JSI Toung Investigator Award)を受賞しました! 研究題目は「γδT細胞の分化と選択におけるシグナル伝達の分子機構」です。 本賞は、免疫学分野において優れた研究を行っている若手研究者に対し与えられる ものです。 詳細について、ぜひ日本免疫学会HPもご覧ください。 https://www.jsi-men-eki.org/scientist/award/award2/winner/ 室 龍之介 「 γδT細胞の分化と選択におけるシグナル伝達の分子機構 」 <研究評価の内容とその理由> 室龍之介氏は、一貫して胸腺におけるT細胞分化とレパトア選択機構に関する研究を行ってきた。特筆すべき成果として、γδ T細胞、なかでもIL-17産生型γδ T細胞の胸腺内分化・選択におけるTCRシグナル伝達機構に関する成果があげられる。室氏は、TCR近傍で働くチロシンキナーZap70とSykに着目し、αβ T細胞分化がZap70に依存するのに対し、γδ T細胞分化とIL-17産生能の獲得はZap70ではなくSykに依存することを明らかにした。このことは、γδ TCRシグナルは、MHCに拘束されるαβ TCRとは明確に異なり、むしろ抗原を直接認識するBCRに類似していることを示している。免疫受容体とそのシグナル伝達機構の進化という観点からも重要な示唆を与える成果であり、今後の研究の発展とさらなる活躍が大いに期待できる。

室龍之介助教 論文がpublishされました

当研究室の室龍之介助教の” Transcript splicing optimizes the thymic self-antigen repertoire to suppress autoimmunity.”がThe Journal of Clinical Investigationにpublishされました。 JCI: https://www.jci.org/articles/view/179612 Muro R, Nitta T, Nitta S, Tsukasaki M, Asano T, Nakano K, Okamura T, Nakashima T, Okamoto K, Takayanagi H. Transcript splicing optimizes the thymic self-antigen repertoire to suppress autoimmunity. J Clin Invest, 134(20):e179612, 2024 Oct 15,doi: 10.1172/JCI179612. こちらの論文について、紹介記事も出ています。ぜひ、下記リンクから一緒にご一読ください。 PRMT5: splicing up tolerance https://www.jci.org/articles/view/185701 PubMed:  https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/39403925/

夏休みのお土産💊シアワセニナ〜ル

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夏休み明け、みなさんぞれぞれリフレッシュされ、ラボ内でもたくさんお土産をいただきました。 こちらは、大阪土産の「シアワセニナ〜ル」💊イイコトオキルンとナンカAを配合した、アンラッキーな人にピッタリの総合お菓子だそうです! 【効能】 ・ピンチの時でも「不幸中の幸い」になる ・いちいち幸せな気分になる ・なぜか小鳥が肩にとまる    などなど 大人は1回につき2錠です。昨日あまりツイていなかった気がする秘書は、きっちり2錠いただきました。帰宅時、小鳥が頭上でさえずっていることを期待したいと思います。

東京理科大学野田キャンパス オープンキャンパスにて模擬講義実施します!

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  2024年度東京理科大学 野田キャンパスのオープンキャンパスが8/10(土)に開催されます。 生命医科学研究所もこの日に一部をオープンします。新田研究室は、今年は模擬講義を行う予定です。 タイトルは『生き物たちの「ネオ免疫学」』!憶えることが多く、複雑で難しい。そんな免疫学について新田教授からお話します。高校の授業で生物が得意なあなたも、苦手意識を持つ方も、ぜひ新しい視点から免疫学を体験してみませんか? 講義は14:00-14:30、生命医科学研究所2階の大講義室にて行います。こちらは事前予約不要のプログラム(オープンキャンパス参加登録は必要)になるので、ぜひ遊びに来てください! 他にも、生命医科学研究所ではラボツアーとして1階の昆研究室、2階の伊川研究室、櫻井研究室、波江野研究室がラボをオープン。ツアーを通してみなさんに”研究”を体験していただきます。こちらは生命医科学研究所1階受付で「ラボツアー希望」とお伝えください。スタッフが順番にご案内いたします。 -------------------------------------------- 【オープンキャンパス参加前にご登録・ご一読ください】 1. 東京理科大学 野田キャンパス オープンキャンパスについてのご案内は こちら 2. オープンキャンパス 参加申込は こちら 3. 参加申込方法の詳細は こちら 4. 野田オープンキャンパスのパンフレットは こちら -------------------------------------------- 皆さまのご参加を楽しみにお待ちしております!

免疫ふしぎ未来2024 開催されました

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日本免疫学会主催・文部科学省後援の科学イベント「免疫ふしぎ未来」が2024年7月28日(日)に日本科学未来館にて開催されました。 最前線で研究しているハカセたちから研究の話を聞いたり、いろんな質問をしたり、免疫に関わる実験を体験できた りと、盛り沢山の本イベント。今年も大盛況でした! 新田研では、ラボで育てていたプラナリアを参加者の方々にお配りしました。その他、新田研で飼育しているヤツメウナギも展示し、同時に参加者のみなさんに動物の分類についても楽しく考えていただきました。 今回ご参加いただけなかった方は、新田研HPでも プラナリア動画 を公開しているので、ぜひご覧ください! 免疫ふしぎ未来2024 特設サイトは こちら 免疫ふしぎ未来2024 X(旧 Twitter)は こちら

新田研究室 始動しました

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  2024年4月1日、新田剛が東京理科大学生命医科学研究所分子病態学部門 教授として着任し、新田研究室が始動しました。